寝る前の読書の時間をできるだけ確保し、積読している書物をpopしている。
最近は小説仕立ての本を好む。ストーリーだと読み進めやすいからだと思う。
そんな中、「あした死ぬ幸福の王子」をこのところ寝る前に読み進めている。今は6章に差し掛かるところだろうか。
5章の「死の先駆的覚悟」を読み、「死」のような無視できない恐怖を強烈に意識した時にだけ自分は行動を起こす傾向にあるかもな?と思ったので思考を展開していきたい。
あした死ぬ幸福の王子
飲茶さんが書いた、ハイデガー哲学をストーリー仕立てで書いた哲学書である。裕福で傲慢な王子が余命宣告を受け、森で出会った老人やスラム街に住む少女との対話を通して人の本来的な生き方や人生との向き合い方について学んでいくストーリーだ。
最もメインはハイデガーの哲学を噛み砕いて腹落ちさせるための本である。
死の先駆的覚悟
死の先駆的覚悟とは、死を前もって覚悟しておく、つまり「今この瞬間にでも自分が死ぬ存在であることを自覚して生きよ」という意味だという。
人間の本来的な生き方
なぜ死を意識しないといけないのかというと、生きている時間が有限である以上避けては通れないものだからとのこと。
非本来的な生き方は以下のようにハイデガーは定義した
= 交換可能な、道具のような生き方
= 自己の固有の存在可能性を問題としない生き方
=自分の人生とはなんだったのかを問わない生き方
= 死を忘却した生き方
これらをひっくり返せば、本来的な生き方になる
行動を促す仕組みづくり
強烈な言葉たちの説明が終わったところで、本題に戻る。
自己分析をしていく中で、自分の行動原理には「辛さからの逃避」があると考えた。色々要因はあると思うが、コミュニティに属したいという原体験が影響していると思う。端的にいうと、私は幼稚園の頃から複数のコミュニティを転々としていた。習い事を4つしていたし、転校、年上の兄弟の友達と遊ぶなど、複数のコミュニティに属する機会が多かった。
その中で、仲間はずれになりたくないという思いが各段階の「移動」によって生じ、その思いが次第に辛さになり、その辛さをもう味わいたくないという思いが芽生えるようになったと思う。
だから、コミュニティに認められるような行動が取れた時、あるいは取れそうだなと想像がついた時にやる気スイッチがONになる傾向があるなと分析した。
その傾向を逆手に取り、今ぼんやり抱えている課題を解決していこうというのが今回の取り組みである。
ぼんやり抱えている課題、それは今のままだと英語力が伸びないということだ。死、行動原理、といった本質的な部分を取り上げてから「英語力」なんて末端のこと?と思うかもしれない。
「英語をペラペラに話せるようになるには」環境作りが全て。だから、仕組みを作ろうと思う。
原稿作りに時間を費やし、最小限の労力でLT会を開催し続ける
この前japanglish LTに参加して思った。人前でプレゼンすることを想定しながらの英語学習が一番モチベーションの向上に繋がるなと。だから、頻度高くあの状況を作り出せたらなと。
今考えている構成はこうだ。
- 発表日とテーマを決める
- 原稿を人力で作成する
- chatGPTに原稿を読む練習をする
- deckあるいはmarpでスライドを作成する
- 発表する
このサイクルを通して1年後には技術設計を英語で議論できるレベルに到達したい。
本質は原稿作成にあると思っている。それ以外はソフトウェアの力を駆使して最大限だらける。これが継続のコツだと考えている。
発表先はstreamyardが便利そう。
参考リンク
marp: https://marp.app/
deck: https://github.com/k1LoW/deck
streamyard: https://streamyard.com/