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Map or ForEach or for of

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コードレビューをしていた時にふと気になったことをまとめました。

MapとforEachの比較

  1. シンプルで短く書ける: map メソッドはコンパクトな形式で要素の変換を行える。関数を一行で書くことができる。
  2. イミュータブルな操作: map メソッドは元の配列を変更せず、新しい配列を返すから、元の配列を保持することができる。一方、forEach メソッドと配列の push メソッドを組み合わせた方法は、元の配列を変更してしまう。
  3. 関数型プログラミングのパターン: map メソッドは関数型プログラミングの一般的なパターンで、データの変換や処理を行う際に便利。関数の合成やパイプライン処理など、より高度な操作を組み合わせることもできる。
  4. 関数型プログラミングのパターン: 処理の結果配列が不要の場合は、forEachを使った方が良い。(ただAPIを叩いてinsert処理を走らせたい場合など)

実装の違い

まずは操作対象の配列を用意しておきます。

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const numbers = [1, 2, 3, 4, 5];

map メソッドの例:

mapの場合、関数型プログラミングっぽく書けていますね。
mapは配列に変更を加えた後、続けて何かしらの操作が必要な場合に便利です。

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const doubledNumbers = numbers.map(num => num * 2);
console.log(doubledNumbers);
// [2, 4, 6, 8, 10]

forEach メソッドの例:

forEachの場合、用意した空配列の末尾にnumberをpushしています。

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const doubledNumbers = [];
numbers.forEach(num => {
  doubledNumbers.push(num * 2);
});
console.log(doubledNumbers);
// [2, 4, 6, 8, 10]

for (const hoge of hoges) の例:

よりシンプルにかけますね。

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const doubledNumbers = [];
for (const number of numbers) {
    doubledNumbers.push(number * 2)
}

console.log(doubledNumbers);
// [2, 4, 6, 8, 10]

この書き方は、その後の処理に配列が不要な場合、例えば配列内の各オブジェクトをDBヘ保存したい場合に便利ですね。

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const insertNumberToHoge = (numbers: number[]): boolean | undefined => {
    try {
      for (const number of numbers) {
        await Hoge.insert(number).save()
      }
    } catch(err) {
      throw new Error(`ERROR: ${err}`)
    }

    return true
  }

まとめ

  • 配列の中身に変更を加えて新しく配列を作成し直したい場合は、mapを使うと便利
  • 配列の中身だけを別のComponentにpropsとして渡したい時はmapが便利
  • 中身をAPIを叩く際の引数にしたい場合やDBへ保存したい場合はfor ofが便利
  • forEachはあまり使わない
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octpsubaru
著者
subaru
Web Developer